取組高から考える相場(金と白金と原油)

2020年1月20日 投稿

 

1月10日(金)から1月17日(金)までのは前週末より63円値上がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は688枚、売り越しました。

 

2020年1月17日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

トータルは1,969枚の売り越しです。

 

続いての一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

東京金は1月10日(金)の終値に対し1月17日(金)63円値上がりし、688枚売り越す週となりました。トータルは1,969枚の売り越しです。

 

それとNY金のETF残なのですが、17日(金)にここ最近ではかなりの買いが入りました。イランとの衝突が回避されたことにより、利食い気味のNY金ETFでしたが、ここ3日間は買い越しが続き17日(金)は19,33トンもの買いが入った格好です。

 

東京金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足 1月8日高値5,574円 1月9日陰線高値5,534円 1月8日出来高100,582枚 1月9日出来高67,515枚

 

東京金の日足チャートを見てみますと、1月9日にイランとの衝突回避の動きをみて陰線を引きましたが、日々少しずつ値段を戻してきて陰線を消そうとしています。この陰線の日の高値は5,534円でこれを上回ってくると1月8日の高値5,574円が射程圏に入ってくる形となります。しかし出来高から見ると1月8日と9日は大商いとなっていますので、そう簡単に抜けるのかな?とも思えます。

 

ただ、ここにきてNY金のETF残が急激に増えているところを見ると、買い気が強いことを表しているとも見て取れます。

 

続いて東京金の週足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 週足

 

東京金の週足は今年最初の上髭陽線のひげの部分を埋めてきているチャートとなっており、高値トライ継続中の形に見えます。

 

NY金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート NY金 中心限月(20/02) 日足 1月8日高値1,613.3ドル 終値1,560.2ドル

 

NY金の日足チャートは、東京金のチャートと違って、1月8日の上髭陰線の終値を上値抵抗にしてもみ合いの形となっています。1,550ドルを下値抵抗にして挟まっている形です。

 

続いてNY金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

1月14日時点ではイランとの衝突回避が鮮明になり、1月8日NY金の上髭陰線から調整局面となりました。価格が下がったことにより、売り越しとなっています。しかし大きく取組高を減らしているわけではないので、大崩れという形にはなりにくそうです。

 

続いて東京白金を見てみましょう。

 

1月10日(金)から1月17日(金)までの白金は前週末より190円値上がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は294枚、買い越しました。

 

 

2020年1月17日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 白金(標準取引)

トータルは1,432枚の買い越しです。

 

続いて白金の一般投資家(投資家、取次者経由)の玉の動きと金との鞘を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

白金は金と違い、価格が上昇しても大幅な売り越しにはなりませんねえ、恐らく同じ白金系金属のパラジウムの上昇が止まらないことも大幅な売り越しにならない原因かもしれません。

 

白金とパラジウムの鞘チャートを見てみましょう。

 

鞘チャート 東商パラジウム 期先つなぎ足 東商白金 期先つなぎ足 日足

 

やはり白金とパラジウムの鞘の開き方が強烈ですねえ、これを見たら白金が安く見えてきてしまいます。白金が大幅な売り越しにならないのも頷けます。

 

東京白金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商白金 期先つなぎ足 日足 1月17日十字線高値3,679円

 

続いて東京白金の週足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商白金 期先つなぎ足 週足

 

まず東京白金の日足チャートは17日(金)の十字線で調整に入るかな?とも思いましたがこれを書いている20日(月)時点では17日の上髭圏内で陽線を引いているので、高値トライ継続中の形となっています。

 

同様に東京白金の週足チャート先週の上髭を実線で埋めているところなので、これを書いている月曜日の段階では、高値トライ継続中となっています。

 

NY白金の日足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY白金 中心限月(20/04) 日足 1月16日高値1,046.7ドル

 

1月15日、明確に1,000ドルを超えてきてからは、ボラティリィティが急速に高まってきています。16日に中々強烈な陰線を引きましたが、1,000ドル割れを下値抵抗にして再び高値にトライしようとしています。国内も1日の値幅が大きくなっているので、日計り商いなどには向いているかもしれませんねえ。

 

続いてNY白金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

こちらを見ますと、9週連続の買い越しとなっており、取組高も増やしてきているので、力強い取組内容だと思います。14日の時点ではNY白金は1,000ドルを抜けていないので、今週末発表(21日時点)のファンドの中身がどれくらい変化をしているか気になるところです。

 

最後に東京原油を見てみましょう。

 

1月10日(金)から1月17日(金)までの原油は前週末より140円値下がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は420枚、買い越しました。

 

2020年1月17日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) プラッツドバイ原油

 

トータルは2,352枚の買い越しです

 

続いて原油の一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動きを見てみましょう。

 

国内原油・取組内容・値段推移

 

こちらは年初から米国とイランの一触即発な出来事から、1月6日の大発会は原油価格が上昇したにもかかわらず、一般投資家(投資家、取次者経由)は大幅な買い越しに動きました。しかし米国とイランの緊張が緩み価格が下落しましたが、難平の形で買い下がっている状況です。

 

東京原油の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商原油 期先つなぎ足 日足 1月8日高値45,320円

 

東京原油の日足チャートを見てみますと、1月8日(水)イランの反撃の報道により45,320円まで駆け上がりましたが、翌日9日(木)にはイランの攻撃は国内向けのポーズで、米国と戦う意思がないことが分かり急落し調整の形となりました。今のところ、41,000円割れは下髭となり抵抗を見せているラインとなります。

 

高値を一般投資家(投資家、取次者経由)は買ってしまっているので厳しい戦いを強いられている状況です。

 

NY原油の日足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY原油 中心限月(20/02) 日足 1月8日高値65.65ドル

 

NY原油の日足チャートを見てみると、1月8日(水)につけた上髭大陰線は結構強烈でこの高値を短期で取りに行くには、原油の需給に大きな影響を与えるような突発的な出来事が無いと抜けないように思います。

 

続いてNY原油、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY原油の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

1月7日(火)までイランと米国の一触即発な状況もあり、原油価格は取組高を増やして上昇しましたが、イランが米国と戦う意思の無いことが明確になると原油価格は大きく崩れ、取組内容も取組高、差引買残も一気に減らした格好となり調整色を強めています。

 

NY原油のチャート上はひとまず58ドル割れで止まっている形となり、東京原油も41,000円割れが下値抵抗となっている状況です。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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