取組高から考える相場(金と白金) 金が新高値を更新・FAOによる警告!

2020年2月25日 投稿

 

2月14日(金)から2月21日(金)までのは前週末より100円値上がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は14,523枚、買い越しました。

 

2020年2月21日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

トータルは13,386枚の損切りドテン買い越しです。

 

続いての一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

さて東京金は1月8日の高値5,576円を超えてから、一般投資家(投資家、取次者経由)は損切りのドテン買い越しになりました。

 

NY金ETF残高は1,600ドルを超えてからも利食いをせずに残高を増やしています。

 

東京金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足 1月8日高値5,574円 2月25日高値5,913円

 

東京金は1月8日の高値5,574円を上抜けてからは、セオリー通りに上昇をしました。国内チャートの高値は5,913円となっていますが、仮に2月24日が休みでなく立ち合いを行っていたら、6,000円を超える場面がありました。

 

NY金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート NY金 中心限月(20/04) 日足

 

NY金の日足チャートは日本時間の午前3時ごろが終値(1,676.6ドル)になり陽線をつけていますが、これを書いている2月25日午前10時ごろは1,650ドル辺りなので、陽線を消している状況です。

 

続いてNY金ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

さてNY金の取組はここにきて、資金が流入してきたのが分かります。取組高を増やし差引買残も大きく増やしてきています。

 

さてここ最近の金価格の上昇理由として新型コロナウイルスが良く出てきますが、何故上昇理由になるのでしょう?簡単に調べてみました。

 

新型コロナウイルスが感染拡大をする。

   ↓

景気が減速するだろう。

   ↓

景気回復のための本格的な金融緩和をやらざるを得ないだろう。

   ↓

低金利が長期化するだろう。

   ↓

金市場に資金流入

   ↓

金価格が上昇というロジックがあるらしいですねえ、これが新型コロナウイルスによる金価格上昇の理由らしいですよ。

 

続いて東京白金を見てみましょう。

 

2月14日(金)から2月21日(金)までの白金は前週末より104円値上がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は659枚、買い越しました。

 

2020年2月21日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 白金(標準取引)

 

トータルは6,086枚の買い越しです。

 

続いて白金の一般投資家(投資家、取次者経由)の玉の動きと金との鞘を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

さて東京白金で注目なのは、ここにきて金との鞘(価格差)が2019年8月16日に付けた、2,307円(終値)を抜けてしまったんですねえ、白金の割安がさらに感じる状況になりました。これを書いている2月25日午前10時ごろは2,400円を超えています。新型コロナウイルスによる感染拡大と景気減速の形が如実に表れています。金売り白金買いをしている人はここ2日で一気に苦しくなってしまいました。

 

東京白金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商白金 期先つなぎ足 日足

 

東京白金の日足チャートは金と違って三角持合いの格好ですねえ、新型コロナウイルスの感染拡大不安がある中で、高値を取っていくには厳しい状況だと言えそうですね。

 

NY白金の日足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY白金 中心限月(20/04) 日足

 

NY白金1,000ドルを超えたところで叩かれて、975ドル割れは買い拾われているチャートになっています。どちらに抜けていくのか?という感じですね。

 

続いてNY白金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

こちらは、持合いの範疇なので大きく玉は動いていないのが分かります。

 

 

さて気になったニュースがあったので書いてみたいと思います。

 

それはFAO(国際連合食糧農業機関)という組織が出した警告なんですよ。東アフリカで発生したイナゴ(本当はサバクトビバッタ)の大群は4,000億匹に達し、農作物を食い荒らしパキスタン、インドから中国新疆にも入ったことが確認されているらしいんですよ。この70年で最悪の災害で、農業生産を破壊し、数百万人の命に脅威を及ぼすと言っているんです。

 

イナゴ(本当はサバクトビバッタ)の大群はインド ラジャスタン州の食糧を食い尽くし、駐留する70万のインド軍を撤退させたりもしています。

 

そこでサバクトビバッタの生態を調べてみました。

 

体長は約5㎝。

 

寿命は3ヶ月~6か月。

 

普段、単独で生きている場合は緑色で無害孤独相と呼ばれます。)

 

大群になると、お互い刺激し合い、特殊なホルモンを出し茶色く固くなり、遠くへ飛べるように変化して害虫化するらしいんですよ。(群生相と呼ばれます。)

 

サバクトビバッタ 孤独相 無害 群れの中で刺激しあうと変身 群生相 害虫化

 

こんなに変わってしまうのかと思いましたよ。

 

そして害虫化したお母さんバッタは害虫化した子供を産み始めるんですねえ。

 

茶色く変化し害虫化したサバクトビバッタは、飢餓耐性が強く貧弱な餌環境下でも高い生存率を示し、早く大きな成虫になることが分かっています。

 

そしてそのバッタは硬くて食べられないんですねえ。

 

大群の移動距離は1日100㎞~200㎞

 

1日にバッタの食べる量は自分の体重

 

仮に日本が襲来されたとすると、4,000億匹の重さが約80万トン日本の米の生産量は約776万トンなので、10日もあれば日本の米を食べ尽くしてしまいます。

 

また何も対策をせず、そのまま繁殖すると3ヶ月で20倍くらいに増えてしまうんですねえ。

 

これが中国に入ろうとしているんですから、どうなってしまうのでしょうか?

 

中国メディアは専門家の話として、「中国のバッタ観測・早期警戒・対策の能力が近年、向上を続けている。対策技術は世界トップ水準で、バッタ対策の薬と設備も十分に確保されている。」と述べているので一応は対策に自信ありといったところみたいです。

 

暴動(香港)がおき、疫病(新型コロナウイルス)の次は蝗害(こうがい)とは三国志を思い出す人がいるかもしれませんねえ、中国にとって特別な状況だったので書いてみました。

 

 



-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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