取組高から考える相場(金と白金) 金価格、新高値を更新。白金との価格差も更新。

2020年8月3日 投稿

 

金と白金が大阪取引所に移管されたことにより、監督官庁が経済産業省から金融庁に変わった為、カテゴリ別取組高が日々公表されなくなりました。(原油は変わっていないので公表されています。)

 

それにより、今までの国内カテゴリ別取組高に関する数字は出せなくなりましたので、ご了承ください。(原油は今までと変わりません。)

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

大阪金7日連続上昇し、先週末だけ安くなりました。(たった4円ですが)

 

ここにきて、上昇スピードが加速度的になり、これを書いている8月3日(月)は新高値を更新し、6,757円という値段をつけました。

 

NY金のETF残高も価格が上昇しているのに、利食いを入れる様子があまりなく、買い気が強いのが分かります。

 

大阪金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足

 

東京から大阪に変わった時に空けたギャップから徐々に遠ざかっていますねえ、これを書いている8月3日(月)も陽線で終わるようだと9本連続になります。

 

上髭をつけたり、下髭を付けたりと、結構乱高下を見せたりしたのですが、結局はふるい落として高値を取った形となっています。

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(20/12) 日足

 

こちらのチャートも強いですねえ、1,800ドルから2,000ドルまであっという間です。

 

とりあえず、日足のつなぎチャートでは、2,000ドルを付けたばかりですが、12月限単独では、7月28日の高値に2,000ドル丁度を付けているんですねえ、12月限単独では2回目の2,000ドルタッチなんですよ。チャートの難しいところは、つなぎで見ると初めての2,000ドルタッチに見えますけど、じつは2回目の2,000ドルタッチということが起きます。

 

この点をどう見るかは人によってさまざまだったりします。

 

NY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

こちらは、価格が上昇しているにもかかわらず、ファンド差引買残は減っていますねえ、それでいて取組高を増やしているのですから、新規売りが入っていることが分かります。

 

この形ってあんまりでないんですよねえ、今年の3月10日価格が前の週より上昇して、取組高やし、差引買残らして以来になります。この時は、調整が入ったのですが、今回は果たしてどうなるのか?といった感じで見ています。

 

白金の価格と金との鞘(価格差)を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

大阪白金の日足チャートです。

 

チャート 大阪白金 期先つなぎ足 日足

 

NY白金の日足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY白金 中心限月(20/10) 日足

 

まず、白金の日足金と違い、東京から大阪へ移行した時のギャップをあっさり埋めてしまいました。

 

白金の弱さを感じる形ですねえ、というか金が強すぎるのかもしれません。

 

NY白金の日足チャート1,000ドルにタッチしてからの下げが急ですねえ、ここ最近は1,000ドルを付けてからが本当に弱くなってしまいますねえ、白金独自の強材料が乏しいのも影響していると思われます。

 

続いて金と白金の価格差(鞘)日足終値チャートです。

 

鞘チャート 大阪金 期先つなぎ足 大阪白金 期先つなぎ足 日足 4月24日高値3,367円

 

4月24日高値3,367円7月10日に抜けてから、大きく縮まることが無く、これを書いている8月3日(月)午後には、3,650円くらいまで拡がってしまいました。

 

金と白金の価格差は拡がってばかりな感じがします。

 

2008年3月5日金と白金の価格差が4,082円、白金の方が上になったのが最高で、そこからは金買い白金売りが続き、今は3,650円くらい金の方が高くなっています。その差が7,730円くらいですから、今の純粋な金価格よりも白金と金の価格差の方が動いているから強烈です。

 

続いてNY白金、ファンドの取組推移です。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

ファンドの取組推移7月28日の時点のNY終値は986.2ドルと前の週から続伸でしたから、差引買残と取組高を増やしていますが、これを書いている8月3日(月)NY白金の入電は918.9ドルが終値なので、NY白金取組高ファンドの差引買残は減っているものと思われます。

 

NY白金取組高が大きく増えて来ない為、力が足りない感じがしてしまいます。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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