取組高から考える相場(金と白金) 金価格7,000円をつける、白金との価格差も拡大

2020年8月11日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

国内金価格はあっという間に7,000円の大台を付けましたねえ、最近の上昇スピードは、急激でした。NY金のETF残高もほとんど利食いが出ず、現状維持か買い増しです。

 

大阪金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(20/12) 日足 8月7日高値2,089.2ドル

 

まずは、国内金の日足チャートですが、東京から大阪へ移った時に空けたギャップ下値支持に、7,000円台を付けるところまで上昇しました。

 

こんな短期間で金が上昇するのも久しぶりです。ただ週末、NY時間での雇用統計を受け、ドル高に動き、金が急落の形となって夜間取引を終えています。

 

NY金1,800ドル台の揉み合いから、短期間で300ドル近い上昇を見せましたが、こちらも強気な米国雇用統計を受けてドル高となり、利食いを交えた急落の形となりました。

 

起こっている強気な金相場は、大規模な金融緩和を背景にコロナなどの不安を材料に上がっています。

 

この間、投資日報に面白い相場の見方があって、当たり屋は世間がマスクを外すのを見ているというものでした。

 

マスクしなくてもいい状況になったら、世界的な大規模金融緩和は終わる、そうなると待っているのは、暴落だという話です。

 

今の株高やら金高大規模な金融緩和が背景で、その梯子が外れたら、価格を維持できないだろうという見方みたいですよ。

 

そういう考え方もあるんだなあと、素直に感心してしまいました。

 

続いてNY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金のファンドは価格の上昇の割に差引買残が大きく増えませんねえ、しかし取組高若干増えているので、新規買いと新規売りが若干入りやや新規買いが勝っているという形です。

 

取組高の増加が、相場のエネルギーのバロメーターなので、ボラティリティは大きい状態が続きそうです。

 

話は変わりまして、国内金価格は前からよく見ていましたが、6,000円台突入から7,000円台入る期間があまりにも早く感じたので、過去の金の値動きを調べてみました。

 

調べたのは過去最安値を付けた日から、1,000円台ずつ大台を初めて変えた日と要した期間です。

 

下記の表になりました。

 

金価格が1,000円刻みで安値から最初に付けた年月日と、それに要した期間

 

やはり、6,000円台突入から7,000円台を付けるのに要した期間がたったの2ヶ月と20日だったんですねえ、過去では最も早くて、4,000円台から5,000円台を付けた1年9か月と28日だったのにですよ。

 

ここ最近の上昇は結構凄いスピードの上昇だったことが分かります。

 

コロナによる金融緩和や社会に対する不安感が、一気に金価格を押し上げたとも言えそうですね。

 

あまりにも早く7,000円台を付けたので調べてみました。

 

続いて白金の価格と金との鞘(価格差)を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

金価格とのが拡がっちゃいますねえ、白金自体も価格は上昇しているのですが、金の上昇スピードが速すぎるため、付いていけません

 

過去の最大価格差白金が金より4,082円高かったのが最大価格差(2008年3月5日終値ベース)でしたから、あと379円金が白金より上に行くと、丸まるひっくり返ったことになります。

 

2008年3月5日白金終値が7,327円金終値が3,245円でした。なんか今と近い価格関係ですね。

 

大阪白金の日足チャートです。

 

チャート 大阪白金 期先つなぎ足 日足

 

NY白金の日足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY白金 中心限月(20/10) 日足

 

まず国内白金日足チャートは上昇するものの、上値抵抗もあり、崩れようともしますが、価格との乖離大きい為、下髭を付けて戻ったりもしています。

 

またNY白金1,000ドル台の上値抵抗が強く、8月7日の陰線なんかは、結構きつめな線となっています。

 

金と白金の価格差(鞘)日足終値チャートです。

 

鞘チャート 大阪金 期先つなぎ足 大阪白金 期先つなぎ足 日足

 

続いて金と白金の価格差(鞘)週足終値チャートです。

 

鞘チャート 大阪金 期先つなぎ足 大阪白金 期先つなぎ足 週足

 

金価格白金価格の差(鞘)は日足、週足どちらを見ても拡がるばかりですねえ、まったく金売りになっていないのが分かります。

 

これは本当に厳しい形です。

 

続いてNY白金、ファンドの取組推移です。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY白金NY金のように人気が付く感じが出ていないですねえ、取組高も今年の2月ごろのような枚数に中々なってきません。

 

金との価格差を縮めるには、取組高の増加が欠かせないと思います。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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