取組高から考える相場(金と白金) 金は突然の大幅調整、再び切り返せるのか?

2020年8月17日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

大阪金7,000円を付けてから、調整に入り、先限で7,032円の高値から6,412円まで下げました。TOCOMの東京金時代の高値が6,402円でしたから、ギリギリ窓(ギャップ)が残っている形です。そして切り返しの形となり、戻りは6,767円まで入れています。

 

NY金ETFもここにきて利食いが出るようになってきました。

 

買い一辺倒ではなくなっています。

 

どんな相場でも上げ一辺倒はありませんからねえ、ETF残高から見ても調整しているのが分かります。

 

大阪金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足 東京金高値6,402円 7月27日から大阪へ移行 大阪金高値7,032円 大阪金安値6,412円

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(20/12) 日足 8月7日高値2,089.2ドル 8月12日安値1,874.2ドル

 

まずは大阪金の日足チャート高値7,032円を付けてから、急激に調整に入り、大阪に移行してからの安値6,412円まで620円急落しました。

 

しかしTOCOM最後の東京金の高値は6,402円だったので、10円幅の窓(ギャップ)が残った形となっています。

 

NY金の日足チャートは8月7日の高値2,089.2ドルから、8月12日の安値1,874.2ドルと215ドルほど調整を入れました。

 

どちらも結構きつめの陰線を入れたので、すぐに高値奪還は厳しそうですねえ、高値を取るにしても一回下値を固めてからになりそうなチャートに見えます。

 

続いてNY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金ファンドの取組推移から見えてくるのは、取組高が8月11日時点で減り、差引買残も価格の下落と共に減っているので、軽く取組がほぐれた形になっています。

 

翌日8月12日には1,874.2ドルまで突っ込んでいるので、さらに取組がほぐれたものと想像ができます。

 

NY金のファンド全体で7月28日に、価格が上昇しているにも関わらず、取組高を増やし差引買残を減らしたので、売り方ファンドがいたものと推測できました。

 

しつこく売ってくるのか?それとも買い方の売りに合わせてくるのか?といったところですが、取組高が減っているので、下がったところで、売り方も合わせているように見えます。

 

上昇が急だったりすると、調整を狙ったようなファンドが出たりするようなことがあるようです。

 

あくまでも、価格の上昇時に取組高を増やし、差引買残が減っているからという想像なんですけどね。

 

続いて白金の価格と金の鞘(価格差)を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

白金と金の鞘(価格差)8月7日の時点で3,703円まで拡がりましたが、金が急落した為、白金との価格差を縮めてきました。

 

あくまでも、金が下落したことによって、鞘(価格差)が縮まっただけなので、金が下げ止まれば、白金との価格差は中々縮まってこないようです。

 

大阪白金の日足チャートです。

 

チャート 大阪白金 期先つなぎ足 日足 8月7日高値3,390円

 

NY白金の日足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY白金 中心限月(20/10) 日足 8月7日高値1,035.5ドル

 

まずは大阪白金の日足チャートは8月7日に高値3,390円を付けた後、金が急落した為、白金も下落となりましたが、白金が大きく上昇していなかった為、下落幅も金と比べれば少なめでした。

 

白金は、落ち着くとボックスになりやすいので、この値位置で値段を固められるか?という場面だと思います。

 

NY白金の日足チャート1,000ドル台に突入するも、中々定着してくれません

 

しかし、長めのチャートでは、下値を切り上げてはいるので、トレンドラインに近づいてきた時どうなるか?といった場面だと思います。

 

金と白金の価格差(鞘)日足終値チャートです。

 

鞘チャート 大阪金 期先つなぎ足 大阪白金 期先つなぎ足 日足 4月24日高値3,367円 8月7日高値3,703円

 

金と白金の価格差(鞘)日足終値チャート3,703円まで拡大するも、金の急落があり、トレンドラインも割り込みました。

 

しかし、4月24日高値3,367円辺りが、下値抵抗として機能し、持合いの様相となっています。

 

鞘のチャートですけど、高値を抜けると上に走ったり、過去の高値が下値抵抗となったりするんですよねえ、組み合わせたものなのにチャートになるんだなあと不思議な感じがします。

 

続いてNY白金、ファンドの取組推移です。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

こちらは、価格上昇すれば、差引買残え、下落すればるという、オーソドックスな動きをしています。

 

取組高を一気に増やしてくるような状況でもないので、金につられて動いているだけの状況とも言えそうです。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。