取組高から考える相場(金と白金と原油) 金、白金は持合いに移行、原油はここらで踏みとどまるか?

2020年9月14日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移から見てみましょう。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

国内は大きく崩れることは無く、持合いに移行しそうな感じですねえ、ここ半年のトレンドラインは右側へポロリとしたように見えましたけど、下値追いにはなりませんでした。

 

9月10日に88円高をやって持ちこたえた感じです。

 

NY金ETF残高は大きく動くことは無く様子見継続中で、11日はちょっと多めの利食い売りが出た感じです。

 

ここ最近のNY金ETF残高を見た感じでは、上値を追いかけるほど、買い気がある感じは無いですねえ、だからと言って売り急いでいる感じもしません。

 

最近の持合い相場を表しているようです。

 

大阪金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足

 

大阪金の週足チャートです。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 週足

 

国内週足で1回トレンドラインの右側出たのですが、大きな陰線を引くことなく、十字線持ちこたえました

 

日足8月12日の大陰線の中で持合いを続けています。

 

持合いでエネルギーを溜め、8月12日の大陰線から離れるのを待つ状況となっています。

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(20/12) 日足

 

NY金も1回半年にわたるトレンドラインを割ったように見えたのですが、大きく崩れず堪えています。

 

しばらく持合いが続きそうですねえ。

 

続いてNY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

続いて白金の価格と金の鞘(価格差)を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

金と白金の価格差(鞘)は3,500円近辺の値動きになっています。

 

続いて大阪白金の日足チャートです。

 

チャート 大阪白金 期先つなぎ足 日足

 

NY白金の日足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY白金 中心限月(20/10) 日足 安値894.3ドル 安値882.6ドル

 

まず国内白金3,050円あたりを下値に切り返し三角持合いを形成しています。

 

下値も若干切りあがり、上値も切り下がりの状況です。

 

NY白金894.3ドル安値を抜け882.6ドルまで突っ込みましたが、そこから、6本連続陽線で直近の大陰線の上限まで戻しました。下抜けたように見えましたが堪えました。

 

金と白金の価格差(鞘)日足終値チャートです。

 

鞘チャート 大阪金 期先つなぎ足 大阪白金 期先つなぎ足 日足 8月7日3,703円 8月12日3,322円

 

金と白金の価格差(鞘)はトレンドが出ていません。白金独自の材料が欲しいところです。

 

続いてNY白金、ファンドの取組推移です。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY白金ファンドは価格の下落と共に差引買残をそれなりにらしてきました。

 

ただ取組高を大きく減らしていないので、ある程度は上下どちらかに動く力は残っている感じもします。

 

最後に東京原油を見てみましょう。

 

原油の一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動きと2番限月と6番限月のサヤ(価格差)です。

 

国内原油・取引内容・値段推移

 

 

国内原油一般投資家28,000円後半からの売り上がりで苦しんでいましたが、27,000円前半まで下がったことにより、利食いを入れ、片がほぼイーブンまで来ました。

 

ファンド・投資信託外国商品先物取引業者経由だけの取組推移です。

 

2020年xx月xx日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) プラッツドバイ原油9/11 プラッツドバイ原油9/4 プラッツドバイ原油8/28 プラッツドバイ原油8/21

 

 

国内原油は3万円の持合いから崩れ、27,000円台に突入してきたこともあり、ファンドの買い玉は減っています。

 

ただこのファンド買い玉っていうのは、東証に上場している、証券コード2038NEXT NOTES TOCOM 原油 ダブル・ブルETNという銘柄に連動しているんですよ。

 

この商品を一般委託が東証で買うと、野村のファンドが2038を売ってTOCOM原油を買うというオペレーションが発生するんですね。ファンド・投資信託の買いは、2038を買っている人の玉ということになります。

 

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、このファンドはただTOCOMの原油に繋いでいるわけでは無く、一般委託東証の2038買った分TOCOMで買うのですが、ファンド独自トレンドフォローもあるので、その合算がファンドの建玉となって表れます。

 

原油価格が下落してもファンドが買い越している日は、東証の一般委託買いが多いことを意味します。

 

続いてNY原油、ファンドの取組推移です。

 

NY原油の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

 

NY原油は結構下げたこともあり、差引買残らしてきました。取組高はここ1年半どんなに下落をしても250万枚を割っていないので、取組高はこれ以上減ってこないのかな?と思います。

 

ただ原油価格需給の面がものすごく大きいので、取組高から分かるのは動き出した時のエネルギー量ということになります。

 

東京原油の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商原油 期先つなぎ足 日足

 

 

続いてNY・WTI原油の10月限日足チャートです。

 

チャート WTI原油 20/10 日足 6月12日安値35.25ドル

 

 

国内原油はトレンドラインを割り込み30,000円台から27,000円辺りまで下落しました。

 

とりあえず27,000円で踏みとどまれるのか?といった状況です。

 

NY原油もトレンドラインを割り込み下落しましたが、下値の目途は6月12日の下限35.25ドルとなりそうです。これを割らずに踏みとどまるか?それとも下抜けて新たな安値を目指すのか?という局面となっています。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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