取組高から考える相場(金と白金) 金価格の下落が続く、下値の目途はどこ?

2020年11月30日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移から見てみましょう。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移 米国10年債利率推移

 

さて国内金は、世界各国の中央銀行第3四半期10年ぶりの売り越しとなったことと、時を同じくして、新型コロナウイルスのワクチン開発が急激に進んだこともあり、金は弱い値動きを続けています。

 

NY金ETF残高減少いています。

 

大阪金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足

 

大阪金の週足チャートも見てみましょう。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 週足

 

国内金の日足チャートは下降チャネルに抜け、下げ足に加速がついてきました。

 

6,000円割れの水準は、比較的、商い量が多いところなので、下げが止まってもおかしくないところでもあります。

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(21/02) 日足

 

NY金日足チャート国内金と同様に下降チャネルを下に抜けています。

 

NY金週足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY金 中心限月(21/02) 日足

 

NY金週足チャートから下値のめどを探してみると、1,700ドルから1,750ドル辺りに揉み合っているところがあるので、ここがまず下値抵抗となりそうです。

 

続いてトレンドラインですが、短期でここまでくると、大きな下げとなってしまいます。

 

揉み合っているところまで下げて、一回落ち着き、日柄を稼ぎ、トレンドラインに近づくのを待つ形もありそうです。

 

ユーロドルの日足チャートも見てみましょう。

 

ユーロ/米ドル

 

 

ユーロドルドル安基調なのに、は逆に下落しています。

 

11月に入り、ETF残高金価格が全然上向かずドル安金安という滅多に見ない形に変わっています。

 

この流れが変わらないと、金の上昇は見込めないかもしれません。

 

NY金ファンド取組推移は先週、米国は感謝祭で1日休場だった為、発表が火曜日になります。本日は掲載できません。

 

続いて白金の価格と金の鞘(価格差)を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

国内白金下落を続けているにもかかわらず、3,100円後半から3,200円台と値持ちが良い状態が続いています。

 

金との価格差(鞘)もかなり縮まってきています。

 

続いて大阪白金の日足チャートです。

 

チャート 大阪白金 期先つなぎ足 日足

 

国内白金は金が下落傾向にも関わらず、上昇傾向が続いています。

 

NY白金日足チャートを見てみましょう。

 

チャート NY白金 中心限月(21/01) 日足 1,035.5ドル 989.5ドル

 

NY白金950ドル台に突入し、9月の高値989.5ドルチャレンジの形になっています。

 

金と白金の価格差(鞘)日足終値チャートです。

 

鞘チャート 大阪金 期先つなぎ足 大阪白金 期先つなぎ足 日足 2,766円 3,703円

 

金と白金の価格差(鞘)はここにきて急速に価格差を縮めています。

 

まっている背景には、金の需給について詳しいワールド・ゴールド・カウンシルという金の調査機関があるのですが、第三四半期世界の中央銀行トータルで10年ぶりに売り越しに転じたことを発表したこと。

 

新型コロナウイルスのワクチン実用化が一気に現実的になったことで金売りが強まりだしたこと。

 

そして白金まっている背景は、白金需給について11月19日の日経新聞に出ていたのですが、ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシルという白金国際調査機関の発表によりますと、2020年白金の需給37トン供給不足になるとの見通しを公表したことが買い材料となっています。

 

9月の公表では、10トン供給不足でしたから、ここ最近供給不足拡大した形となりました。

 

それらの材料により、金と白金の価格差(鞘)は一気に縮まってきたようです。

 

NY白金、ファンドの取組推移は先週、米国は感謝祭で1日休場だった為、発表が火曜日になります。本日は掲載できません。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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