取組高から考える相場(金と白金) 金価格の反発は本物?それとも下げ過ぎの戻り?

2020年12月7日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移から見てみましょう。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移 米国10年債利率推移

 

国内金6,000円割れから反発した形となりました。

 

この時の6,000円割ドル安にも関わらず、でしたから、さすがに売られすぎ感が強まった場面でもありました。

 

NY金ETF残高は、ドル安による金価格の戻りに合わせてらしているのが分かります。

 

米国10年債利率も緩やかな上昇傾向にあります。株の方へお金が回っている感じです。

 

大阪金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足

 

国内金日足チャート6,000円割れから反発を見せましたが6,200円辺りを上値抵抗に揉み合いとなっています。

 

今、金価格戻りを入れているのはドル安による面が強いだけで、現物買い人気く、金利上昇傾向なので、7,000円を目指すような力は、今のところ感じ取れません。

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(21/02) 日足

 

NY金1,800ドル割れから、とりあえず上値抵抗になりそうな1,850ドルまで戻しました。

 

今はドル安傾向なので、さらにドル安が進むようであれば、上のレンジに突入することはあると思います。

 

ユーロドルの日足チャートも見てみましょう。

 

ユーロ/米ドル

 

 

ドル安みましたねえ、金の人気が強い時で、今のユーロドルだったら、ドル建て金は、楽々高値は超えていたものと思われます。

 

ドル建て金がどれくらいになる可能性があったか、コラムの最後に書いてみます。

 

NY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金ファンド差引買残を価格の上昇と供にやしましたが、取組高減少しています。

 

りの買戻しの部分が強く、資金の流入は感じ取れない形です。

 

続いて白金の価格と金の鞘(価格差)を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

白金採掘・操業減投資需要びにより、37トン供給不足が発表されてから、国内白金は久しぶりに上げ足を強めてきました。

 

逆には、ワクチン開発進展と世界の中央銀行が、第3四半期に10年ぶりの売り越したことにより、下落傾向に変わっています。

 

それにより金と白金の価格差(鞘)は高値から1,000円くらい縮まりました。

 

続いて大阪白金の日足チャートです。

 

チャート 大阪白金 期先つなぎ足 日足 高値3,390円

 

大阪白金の週足チャートも見てみましょう。

 

チャート 大阪白金 期先つなぎ足 週足 高値3,679円

 

国内白金は8月7日の高値3,390円えて、今年1月の高値3,679円チャレンジの形となってきました。

 

白金持ち合うことが多いですが動き出すと、値位置を一気に変えてくる銘柄でもあります。

 

ただ、白金の供給不足は投資需要びによる面も強くあるので、急激な利食いにより、乱高下する場面も当然起きてくることもあると思います。

 

NY白金日足チャートです。

 

チャート NY白金 中心限月(21/01) 日足

 

NY白金週足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY白金 中心限月(21/01) 週足

 

日足週足、共にけてきました。とりあえずは上の流れとなっています。

 

金と白金の価格差(鞘)日足終値チャートです。

 

鞘チャート 大阪金 期先つなぎ足 大阪白金 期先つなぎ足 日足 2,161円

 

金と白金の価格差(鞘)は順調に差をめています。

 

3月ごろ2,600円近辺で揉み合っていますが、これを抜いてくると次は2,161円辺りが見えてきます。

 

NY白金、ファンドの取組推移です。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY白金取組高差引買残は、ここ最近の価格の上昇で共にやしてきています。

 

ただ人気が一気に付いた形では無いので、徐々に増加傾向といったところです。

 

白金値段が比較的軽い為、取組高や差引買残が増えてくると、ファンドの逆指値などがヒットし、価格が大きく動くこともあるので、振り回されないように注意が必要です。

 

さては、ここにきて反発しました。国内チャートで見れば、6,000円割れから反発をしたように見えます。

 

NY金を見れば1,800ドル割れから反発したように見えます。

 

相場というのは何かを理由に反発したり、急落したりします。

 

今回はユーロドル金(ゴールド)との関係

 

それに合わせて、米国10年債利率の推移

 

NY金ETF残高の推移を合わせて、見てみようと思います。

 

これらを合わせて見ると、金(ゴールド)の状況がほんのりと見えてくるかもしれません。

 

あくまでも考え方の一つなので、こういう見方もあるのかな?程度で見てもらえばと思います。

 

まずは金とユーロドルの相関のグラフです。

 

NY金/ユーロドル 1,484 1,744 1,490 ※上に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が買われている状況 下に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が売られている状況。

 

 

さて上に載せたのは個人的に作った、NY金ユーロドルの相関のグラフです。

 

NY金終値とその時間のユーロドル割り算し、グラフにしています。

 

なぜこのグラフを作ったかというと、そもそも世界の中央銀行金(ゴールド)を持つ理由は、基軸通貨であるドルの価値をヘッジするためなので、切っても切れない関係だからです。

 

なので、金の価値が下がり、ドルの価値も下がってしまっては元も子もありません。

 

上のグラフは6月5日に1,484まで下がるも、その後は金(ゴールド)がコロナウイルスによる不安、世界各国の経済対策による紙幣の増刷などで一気に金(ゴールド)注目を浴び、ユーロドルよりも金(ゴールド)購買意欲まり、8月6日には1,744までユーロドルに対し金(ゴールド)われた形となりました。

 

中央銀行にとってはドルに対するヘッジで買った金(ゴールド)が急激に価値を持ったので、世界各国の中央銀行トータルで第3四半期は10年ぶりの売り越し(ドルへの現金化)となりました。

 

それからワクチン進展も重なり、金(ゴールド)人気下降気味です。

 

そして11月30日には1,490まで売られるも、6月5日の安値1,484を前に、切り返しとなった格好です。

 

このグラフはあくまでもNY金の終値とその時間のユーロドルだけなので、日本時間の場中は5,900円まで突っ込み、上のグラフに当てはめると1,476まで突っ込んでいました。(東京時間はユーロドルに対し比較的、相関が弱まるので、このようなオーバーシュートがおきます。)

 

さらに、NY金ETF残高推移米国10年債利率推移のグラフも作ってみました。

 

ETF残高 増加傾向 減少傾向

 

 

米国債10年利率 下降傾向 上昇傾向

 

 

3つのグラフを見てみると、NY金ETF残高増加傾向米国債10年利率下落傾向に併せて、ユーロドルに対する金(ゴールド)の、買われぶりを見ると、人気が一気にまったのが分かります。

 

もしも今、買い人気で、今のユーロドルをあてはめてみると、NY金は、(1.2140×1,744=2,117ドル)2,117ドルを付けていてもおかしくなかった計算になります。

 

またこれを円建てに直すと(2,117ドル×104.03÷31.1035=7,080円)7,080円くらいあっても不思議ではありませんでした。

 

金(ゴールド)は人気が付くかどうかで、1,000円くらい変わることが分かります。

 

金価格反発はユーロドルに対し売られすぎになり、且つドル安によること、というのが見えてきました。

 

金(ゴールド)が本格反騰に至るには、金(ゴールド)そのものに人気必要となります。

 

これはあくまでも個人的な見方なのですが、6月5日のNY金/ユーロドルの安値がポイントになったので、このようなグラフを載せてみました。

 

相場を考える上で参考にしてください。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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