取組高から考える相場(金) 金価格、突然の急落、背景には何が?

2021年1月12日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移から見てみましょう。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移 米国10年債利率推移

 

国内金4日の大発会に急騰からスタートし、7日木曜日には6,488円まで上昇しました。

 

しかし、そこが先週の高値。その後は緩み、8日の夜間取引には6,134円まで急落する場面がありました。

 

NY金ETF残高1月4日には、17.22トン残高やし、年明け早々上昇に弾みをつけたのですが、その後は買いが続かず、尻すぼみとなりました。

 

大阪金の日足チャートです。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足 7日高値6,488円

 

国内金日足チャート1月4日上昇トレンドへと転換すべく力強い上昇を見せたのですが、7日6,488円が戻りいっぱいとなり、8日夜間取引(計算区域は12日)には、6,134円まで突っ込む場面がありました。

 

上昇トレンドは一回、崩れた形です。

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(21/02) 日足 11月9日高値1,966.1ドル 1月6日高値1,962.5ドル

 

NY金11月9日高値1,966.1ドル抜けずに急落となりました。

 

為替がドル高に振れたことで、売りを誘発した格好です。

 

ここ最近金価格上昇していたのはドル安による部分が大きく、ドル高に振れてしまえば資金が逃げやすい状況にもありました。

 

ユーロドルの日足チャートです。

 

ユーロ/米ドル

 

 

ユーロドル日足チャートは、ドル安トレンドが続いていましたが、トレンドライン割り込み、それに合わせ金(ゴールド)急落となっています。

 

ユーロドルの割に、金価格は随分下がっているように感じますが、ここ最近、米国10年債利率の上昇が目立ち始め、金(ゴールド)にとってはあまり良い状況ではありません。

 

NY金/ユーロドルのグラフも見てみましょう。

 

NY金/ユーロドル 1,484 1,744 1,648 1,490 1,589 1,501 ※上に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が買われている状況 下に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が売られている状況。

 

 

国内金NY金日足チャートトレンドライン上方向へ突き進んだように見えた形になりましたが、NY金ユーロドルの関係から見ると、戻りいっぱいで金(ゴールド)が売られたに過ぎませんでした。

 

NY金ETF残高え、米国10年債利率がれば、金(ゴールド)自体に人気が付き、ユーロドルに対して金(ゴールド)われていく可能性もありました。

 

しかし、NY金ETF買いも1月4日の一発だけでしたし、米国10年債利率上昇傾向を続けているので、金価格上昇の頼みの綱であったドル安も、ちょっとドル高へ向かえば、金(ゴールド)の資金逃げやすい状況にあったようです。

 

米国10年債利率の推移も見てみましょう。

 

米国10年債利率

 

 

米国10年債利率上昇傾向が続いていますねえ、金価格本格上昇する為には、債券利率低下傾向になる必要がありそうです。

 

NY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金1月5日時点1,954.4ドルまで戻っていたこともあり、ファンドのトレンドフォロー買いが、まとまって入りました。

 

しかしこれを書いている1月12日午前の時点では1,850ドル割り込んでいるので、ファンドの投げが出ているものと思われます。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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