取組高から考える相場(金) リスク商品が上昇傾向、金価格の行方は?

2021年2月15日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移から見てみましょう。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移 米国10年債利率推移

 

国内金ビットコイン白金原油などと違い、ボックス相場で完全に蚊帳の外となってしまいました。NY金のETF残高も減少傾向、米国10年債の利率は上昇傾向となっています。金(ゴールド)にとっては逆風です。上値追いは厳しい状況に見えます。

 

見方によっては、逆風の割に崩れないなあ、という感じもします。

 

大阪金の日足チャートです。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足

 

国内金日足チャート持合いですねえ、時間的に、そろそろ値位置を変えてもよさそうな感じがします。

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(21/04) 日足

 

NY金日足チャートは1月の持合いより若干値位置を下げて、持合っている形です。

 

あまり強い形には見えませんが、三角持合いを抜けたほうに付いていくのがセオリーとなります。

 

ユーロドルの日足チャートです。

 

ユーロ/米ドル

 

 

1.2000割れから戻り、1.2100辺りに戻しましたが、上に走れず、止まっています。

 

ユーロドル対し金(ゴールド)は人気が離散しているせいか、戻り切れていないように見えます。

 

NY金/ユーロドルグラフです。(算出にはNY金の終値とNY金取引終了時間のユーロドルの値を用いて計算しています。)

 

NY金/ユーロドル 1,484 1,744 1,648 1,490 1,589 ※上に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が買われている状況 下に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が売られている状況。

 

 

金(ゴールド)自体、買われていない状況なので、ユーロドルに対し金価格は上に行けない形です。

 

今の状況でドル高に振れると金価格は下げやすい状況と言えそうです。

 

NY金ETF残高推移のグラフです。

 

NY金ETF残高(t)

 

NY金ETF残高は、緩やかな売却傾向が続いています。

 

ビットコイン上昇し、原油白金上昇していますから、今は持っている金(ゴールド)を売って、リスク銘柄に投資をしようという動きが起きやすい外部環境です。

 

米国10年債利率推移のグラフです。

 

米国10年債利率

 

 

米国債券売られ利率上昇傾向ですねえ、リスク商品の上昇傾向が強まれば、一番売られやすいのが債券ですから、利率が上昇傾向になってしまうのはしょうが無いところです。

 

NY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金取組は、2月2日に比べ価格上昇したにも関わらず、ファンドの差引買残減少しました。取組高も減少しているので、金(ゴールド)換金傾向にある状況です。

 

金価格大崩れしないのは、インフレヘッジの側面もあるので、安いところは、拾っておくという動きも存在します。しかし金(ゴールド)を売ってリスク商品に乗り換える動きもあるので、今はやや弱い持合い傾向となっています。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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