取組高から考える相場(金) 金価格の調整継続中、本格反騰するために必要なのは?

2021年2月22日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移から見てみましょう。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移 米国10年債利率推移

 

国内金6,000円割れまで緩む場面がありました。NY金ETF残高はここ最近、1,700ドル台を買ったりしていたのですが、ここ4日の1,700ドル台は売却の日が3日、変わらずの日が1日と買い気が失せている状況です。

 

米国10年債利率上昇傾向で週末は1.340%を付けています。にとって逆風です。

 

大阪金の日足チャートです。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足 安値6,071円 安値5,991円

 

国内金は2月5日の安値6,071円を割り込み、2月19日には5,991円まで突っ込みました。

 

これを書いている2月22日月曜日には、ドル安による戻りが入り6,000円台半ばとなっています。

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(21/04) 日足

 

NY金の日足チャートは、安値をちょっと抜けてギリギリの場所で止まっている感じです。

 

NY金の週足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY金 中心限月(21/04) 日足

 

週足を見てもギリギリで、下に抜けてしまうと1,700ドル近辺まで突っ込んでもおかしくない形に見えます。

 

1,700ドル台前半は揉み合っているところなので、下に抜けても抵抗そうです。

 

ユーロドルの日足チャートです。

 

ユーロ/米ドル

 

 

ユーロドルは崩れかけたのですが、1.2000を割らず、切り返しました。

 

これが1.2000を割り、崩れていたら、金価格は加速度的に下げた可能性がありました。

 

NY金/ユーロドルグラフです。(算出にはNY金の終値とNY金取引終了時間のユーロドルの値を用いて計算しています。)

 

NY金/ユーロドル 1,330 1,435 1,484 ※上に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が買われている状況 下に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が売られている状況。

 

 

NY金/ユーロドルグラフを見ると、ここ最近はNY金ETF残高減少傾向である事と米国債金利上昇傾向であるため、ユーロドルに対して金(ゴールド)が弱くなっているのが分かります。

 

上のグラフは6月の1,484を割ってきているので、仮に上のグラフの下げが加速してしまうと、グラフの数字にユーロドルをかけたものがNY金の金価格になるので、ドル安に振れれば金価格の戻りは鈍くなり、ドル高に振れれば金価格は急落になります。

 

NY金ETF残高推移のグラフです。

 

NY金ETF残高(t)

 

NY金ETF残高減少傾向が続いています。去年の10月1日から今年の2月19日まで、

 

買い越し日数は13日売り越し日数は50日変わらず日数が32日となっています。

 

売却傾向が続いている間は、金(ゴールド)の本格反騰は厳しそうです。

 

米国10年債利率推移のグラフです。

 

米国10年債利率

 

 

米国10年債の利率上昇が止まりませんねえ、ビットコインや株価を見たら資金を債券から動いている物へ移動するのも当然の動きと言えそうです。

 

NY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金ファンドはここ2週、価格上昇で売り越し、価格下落でも売り越しとなっています。

 

金(ゴールド)にとって厳しい状況が続いています。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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