取組高から考える相場(金) 最終回 長い間、ご愛読ありがとうございました。

2021年3月15日 投稿

 

まずは金の価格と、NY金ETF残の推移から見てみましょう。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移 米国10年債利率推移

 

国内金価格終値ベース5,900円を割らずに何とか堪えました。しかしNY金のETF残高減少傾向、米国10年債の利率上昇傾向と金自体にとっては相変わらず逆風です。

 

それにしては、国内金の5,900円から下は硬い感じもします。

 

大阪金の日足チャートです。

 

チャート 大阪金 期先つなぎ足 日足

 

国内金の日足チャートは、5,900円割れ下髭にして反発し、ダウントレンドの上限まで反発しています。

 

仮に右上へ明確に飛び出せば、テクニカルの買いは、いったん入る形になりそうです。

 

しかし、NY金ETF残高の減少が続き、米国債利率上昇を続けば、金価格の上昇トレンドを長く続けることは、厳しい感じがします。

 

続いてNY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(21/04) 日足

 

NY金の週足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY金 中心限月(21/04) 週足

 

まず、NY金の日足チャート1,700ドル割れをひとまず陽線で切り返し、12日金曜日も一瞬1,700ドルを割り込みましたが、下髭を付けています。

 

1,700ドル割れは抵抗を見せた感じです。

 

ユーロドルの日足チャートです。

 

ユーロ/米ドル

 

 

ユーロドルの日足チャートは、徐々にドル高へと値位置を変えています。

 

ユーロが戻りを入れた時は、金価格も戻りを入れている形になっています。

 

NY金/ユーロドルグラフです。(算出にはNY金の終値とNY金取引終了時間のユーロドルの値を用いて計算しています。)

 

NY金/ユーロドル ※上に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が買われている状況 下に行けばユーロドルに対し金(ゴールド)が売られている状況。

 

 

NY金/ユーロドルのグラフから金(ゴールド)自体の強さを考えてみると、やはりNY金ETF残高の減少や、米国債利率の上昇傾向が徐々に金自体の強さを削っているグラフとなっています。

 

(ドル安になれば金価格は上昇するけど、大きく上昇しづらい状況)

 

NY金/ユーロドル2002年からの長期グラフも見てみましょう。(算出にはNY金の終値とNY金取引終了時間のユーロドルの値を用いて計算しています。)

 

NY金/ユーロドル 

 

 

長期のグラフで見てみると通貨に対し、金(ゴールド)の価値は上昇を続けていることが分かります。

 

世界各国の中央銀行お金刷り続けている為、ドル円やユーロドルなど通貨の値位置を大きく変えていません。

 

しかし、お金の供給量が増え続ければ、限りある金(ゴールド)自体の価値が上がり続けてしまうのは必然となってしまいます。

 

金自体が買われすぎれば、下落してしまうこともあるが、お金を世界各国が刷り続けている限り、金価格は下値を切り上げていることを忘れないでください。

 

NY金ETF残高推移のグラフです。

 

NY金ETF残高(t)

 

NY金ETF残高推移は、右肩下がりとなっており、下げ止まりの傾向が見えてきません。

 

1,000トン割れ辺りまで来てもおかしくない感じがします。

 

米国10年債利率推移のグラフです。

 

米国10年債利率

 

 

上昇傾向が続きますねえ、上昇トレンドが半年以上続いています。

 

FRBが最近の利率の上昇に対し強い行動を起こさなかったので、FRBが強く反応するまでは、利率の上昇傾向が続きそうです。

 

NY金ファンド取組推移です。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金ファンド差引買残14,761枚減らしました。

 

しかし、取組高は増加しているので、新規売りも入っているようです。

 

取組高から見ると、売り方ファンドも出てきているので、相場のエネルギーは増え始めているかもしれません。

 

しかし、取組高最低水準に変わりないので、エネルギーを溜めるにはもう少し日柄が必要な感じです。

 

さて、フジフューチャーズが終了することにより、今回が最終回となりました。

 

1年と10か月しか書けませんでしたが、これで終了です。

 

今までありがとうございました。

 

 



-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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