夕刊:東商金は高値引けの前日比28円高。5200円台をしっかり固められるかどうか。ゴム以外は白金、オイル、とうもろこし等々総じて高い。

    • 更新日:19/09/20
為替

20日の東京外国為替市場でドル・円は下げ渋り。日銀が国債買入れオペの減額を通知したことが相場の重しとなり、一時107円81銭まで下げたものの、売りの勢いは限られた。「5・10日」で、国内輸出企業などからの円買いが優勢になった。米中貿易協議を巡る不透明感が相場の支えになった。本邦3連休を控えていることもあり、全般に様子見ムードが強い。ユーロ・ドルは底堅い。米長期金利の低下を手掛かりにした底堅い展開が続いており、一時1.1060ドルまで値を上げた。ユーロ・円はもみ合い。119円30銭台での方向感を欠いた動きが続いた。これまでの参考レンジ:ドル・円:107円81銭-108円09銭、ユーロ・ドル:1.1040ドル-1.1060ドル、ユーロ円:119円22銭-119円38銭

株式(日経平均)

20日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して引けた。前日比34円64銭(0.16%)高い22079円09銭で引けた。(高値22204円75銭-安値2万204790銭)TOPIX:1616.23 +0.57 0.04%高、マザーズ:863.98 +15.69 1.85%高。19日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反落し、52ドル安となった。米中が貿易協議で合意できなければ、トランプ大統領は貿易戦争をさらに激化させる準備があるなどと米政権のアドバイザーが述べたと報じられ、この日から開催される高官協議を見極めたいとの思惑が強まった。東京株式市場は、米中貿易交渉になお警戒感が残るものの、機関投資家などの買いが優勢だった。日経平均の上昇幅は一時160円を超えた。26日に9月末の配当の権利付き最終売買日を控え機関投資家による配当再投資の買いなど需給改善期待が広がっている点も買い戻しの勢いに弾みをつけた。米国による対中追加関税の表明で世界景気への懸念が強まった8月に日本株を売っていた海外短期筋などによる買い戻しの動きも続いた。ただし、買い一巡後は上値の重さも目立った。10月初旬に米中間の閣僚級貿易協議が予定される中、検討が取り沙汰される「暫定合意」など一定の進展がみられるか警戒する向きは多い。9月の第1週から海外投資家が、日本株式を買い越しし始めている。今後の動向に注意が必要。

貴金属

金先限帳入値5210円(前日比+28円)銀先限帳入値62.2円(前日比+0.6)白金先限帳入値3262円(前日比+28円)パラジウム先限帳入値5388円(前日比+105円)東京金、銀は、総じて反発。NY市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による前日の金融政策発表を受けて反落した。FRBが公表した経済・金利見通しでは、今回で利下げが打ち止めとなることが示唆された。これを受けて、市場予想よりもFRBが追加利下げに慎重との見方が広がり、金塊の売り材料となった。サウジアラビアの石油施設への攻撃をきっかけとした地政学的リスク懸念が後退し、「質への逃避買い」が一服したことも金の下押し要因となった。東京金は、堅調。午前中は、ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まったのち、円高に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目は買われた。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けて上値を伸ばした。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が追加利下げの可能性を残し、ドル高が一服したことが支援要因になった。アジア市場でもドル安を受けて堅調となった。一方、円相場は107円台後半の円高に振れた。銀もドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢となった。金は、17円高~25円高、銀は、0.2円安~0.5円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、軒並み上昇。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられたが、ドル建て現物価格の上昇を受けて押し目を買われた。パラジウムもNY高を受けて買い優勢となった。プラチナは、19円高~43円高、パラジウムは、60円高~129円高。

石油

原油先限帳入値39460円(前日比610円)ガソリン先限帳入値51200円(前日比+860円)灯油先限帳入値57970円(前日比+620円)東京石油市場は、反発。18日NY商業取引所の原油先物相場は、ほぼ横ばいとなった。サウジアラビアの石油関連施設への攻撃で生じた供給不足が想定より長引くのではないかとの懸念から買いが先行したものの、次第に売り戻された。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は19日、石油施設への攻撃を受けて不足した供給量を補うため、サウジが原油や石油製品の購入をイラクなど他の産油国に持ち掛けていると報じた。これを受けて、サウジの生産回復ペースに懐疑的な見方が浮上し、原油は買いが先行。ただ、サウジによる供給要請を否定するイラク国営通信社の報道が伝わると、上げ幅を一掃した。東京原油は、サウジが月内に生産量が回復するとの見通しを示しているものの、イラク産原油の輸入を検討したとの報道があり、供給懸念が再び高まっている。サウジが防衛網の見直しを迫られていることや、サウジとイランによる中東戦争の警戒感、熱帯性暴風雨イメルダによって米メキシコ湾岸の石油施設で供給障害が発生したことも支援要因。時間外取引でニューヨーク原油は堅調に推移。円相場は107円台後半で小動き。日中取引開始後、東京原油先限は39580円まで水準を切り上げる場面はあったが、上値は伸びていない。イエメンで展開するサウジ連合軍の報道官によると、イエメンから爆発物を積載した小型船が出発したものの、連合軍によって迎撃・破壊された。親イランのフーシ派による攻撃とみられている。14日にサウジの石油施設が爆破・炎上した後も攻撃が続いている。原油は、100円高~400円高、ガソリンは、30円高~340円高、灯油は、450円高~80円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値166.6円(前日比-3.2円)ゴムTSR先限帳入値153.9(前日比0円)東京ゴムRSSは、軒並み安。寄り付は、上海夜間安を背景に、売りが優勢となった。その後は、上海ゴムが安値圏でもみ合いとなるなか、小幅ながら下げ幅を縮小している。TSRは、10月限と3月限のみ約定し、動意に欠ける展開となっている。東京RSSは、売りが先行する展開となっている。夜間取引では、160.2円まで下落する場面があった。ただ、同水準ではすぐに買い拾われた。タイ現物価格から輸入採算価格を計算すると、163円前後となる。このため、同水準に接近すると、突っ込み警戒感から買いが入りそうだ。ただ、米中通商協議が、容易に合意に達しそうにないため、天然ゴムの中国需要の減速観測からタイ現物価格が一段安となる可能性もあり、注意したい。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23710円(前日比+210円)東京コーンは、総じて上昇。前日のシカゴコーンが総じて小幅続伸から買い優勢となる限月が目立つ。出来高が低調で玉次第の展開。先限は23600円を挟んで、もみあい。期中5月限は弱含み。東京コーンは期先が小じっかり。一応、シカゴ市場の動きを映しているが、ローカル市場化に拍車がかかり、方向性が掴めない。3連休前玉整理が中心とみられる。引き続きまとまった新規買い資金流入は感じられず。


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