パウエルFRB議長、利上げサイクルが及ぼす影響注視と表明

    • 更新日:18/11/15
為替
15日の東京市場でドル・円はもみ合い。日本株安を受けた円買いで113円半ばに下げたが、国内勢の押し目買いが観測され、下値の堅い値動きとなった。ドル・円は、日経平均株価の軟調地合いで円買いが先行し、前日NY終値を下回る113円49銭まで弱含んだ。その後は上海総合指数がプラス圏で推移するものの、欧米株安観測もあり、ドルは113円50銭付近で一進一退。ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し、目先の日本株安継続を警戒した円買いにやや振れたが小動き。また、ユーロ・ドルの持ち直しもドルの押し下げ要因。ただ、国内勢を中心に押し目買いが続き、ドルは膠着。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円43銭から113円68銭、ユーロ・円は128円44銭から128円76銭、ユーロ・ドルは1.1308ドルから1.1342ドルで推移した。
株式(日経平均)
15日の日経平均株価は、前日比42円86銭(0.20%)安い2万1803円62銭で引けた。出来高15億54万株、売買代金2兆3409億円、値上り銘柄1111、値下り銘柄911、変わらず89。TOPIX:1638.97 -2.29。マザーズ:956.83 +8.04。午前は、米国株下落の影響を受け一時200円超安い場面もあったが、なかなか下押ししずらい値動きから目先筋の買い戻しで下げ幅を縮小する展開が続いている。午後の取引を開始した中国・上海総合指数は、反発後も堅調な展開が続いているが、日本株への反応は限定的。季節的に海外投資家は、年度末(12月末)要因からポジションを縮小方向にする為これからの時期は、参加者、出来高ともに減少傾向になってくる。日経平均が、下落すると先物の売建を積み上げていた海外、特にヘッジファンド筋が買戻す展開が2日継続している。まだ、このオペレーションは、継続すると思われることから類似のもみ合いの相場は、来週くらいまで継続しそうである。
貴金属
金先限帳入値4409円(前日比+22円)銀先限帳入値51.6円(前日比+0.1円)白金先限帳入値3036円(前日比-14円) パラジウム先限帳入値3788円(前日比+60円)金は長期金利の低下により、ドル建て現物価格が1210ドル近辺に上昇した事から東京金は4400円を回復したが、円高に戻りを抑えられ、4400円前後で揉み合う展開となった。パウエルFRB議長がダラスでの講演で利上げサイクルが米経済に与える影響を注視しているとし、金融政策については政治の干渉を受けない意思を示した。この事から12月の利上げは現在の相場に織り込んだ感があるが、利上げが意識されると積極的な買いは躊躇われる為、4400円を挟み上下30円の揉み合い相場と観て逆張りで対処したい。白金は先週3200円に向かう流れとなったが3100円台で失速、買い方の手仕舞い売りが先行し、一時3000円近辺まで売られた。一頃の軟弱な相場展開が記憶に新しく、弱地合いとなっているが売り材料もなく、ムード先行での下落と観て3000円割れを買いで対処したい。
石油
原油先限帳入値46030円(前日比+580円) ガソリン先限帳入値567600円(前日比-110円)灯油先限帳入値62430円(前日比+530円)原油は海外原油相場が依然として需給緩和観測が相場を重くしているが、新規材料も無く、自律反発的な戻りを見せた。東京原油は先限が8月安値である46940円を超え47000円を回復したが、この値位置で上値が重くなると米・原油在庫の大幅増加が伝わると一気に戻り売り優勢となり、前日安値付近まで押し戻された。その後は小戻ししたものの45000円台後半での揉み合いに終止した。予定される12月のOPEC会合でのリーダー的存在であったサウジの体制派に対しての非難の声が高まっており、OPEC内での求心力を失うようなら減産合意がなされるか疑問が残る為、しばらくは戻り売り有利と観て、46000円前後は売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値157.9円(前日比-1.9円)ゴムTSR先限帳入値143.8円(前日比-1.2円)ゴムRSS相場は弱地合いの中、本日も戻りは鈍く、160円が壁となり前日安値156.6円を試す流れとなったが、157円台で下げ留まった。上海市場は中心限月19/1月限が11000元前半の狭いレンジでの取引となっており、東京市場は弱い地合いとなったものの、積極的な売りも躊躇われ、安値付近でのもみあいとなった。現物の引き合いも弱い時期であり、需要回復は期待できない事から2年振りの安値145円も視野に入ってきており150円後半は売りで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24770円(前日比-200円) コーンはシカゴ市場では大口成約があった模様だが、農家による現物売りやブラジルの作付け進展観測もあり、上値が重かった為、東京市場は円高にも圧迫され25000円を割り込んだ。その後も戻りは鈍く24000円後半での揉み合いに終止した。シカゴでの現物売り圧力は米・感謝祭の祝日前後まで続きそうで24000円台半ばから前半までの下落が予想され、24800円から25000円前後の値位置は売りで対処したい。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30 米ニューヨーク・フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
22:30 米10月小売売上高
22:30 米前週分新規失業保険申請件数


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