夕刊:日経平均株価 買戻し先行22300円台で引ける

    • 更新日:19/04/25
為替

25日の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。前日の取引で大幅高となった反動による調整で111円台後半に値を下げたが、日銀の緩和政策維持への期待感で円売りが続いた。ドル・円は、前日の海外市場でユーロ売りなどの影響で一時112.40円まで上昇。しかし、大幅高の反動でその後は失速。上海総合指数の軟調スタートなどを受け、ドルは一時111.80円台に軟化。仲値時点では国内勢のドル売りもやや多く見られた。ドル・円はその後112円に付近に戻す展開に。日銀の緩和政策維持を背景に日本株高を見込んだ円売りが観測された。日銀が政策金利のフォワードガイダンス(将来の指針)を明確化したが、市場からはあくまでも政策の微調整で想定の範囲内だった為、あまり材料視されなかった。ただ、上海総合指数や米株式先物の軟調地合いで、ドルは目先も112円付近から高値では売りが強まりそうだ。ここまでのレンジは、ドル・円は111.87円から112.24円、ユーロ・円は124.82円から125.19円、ユーロ・ドルは1.1145ドルから1.1162ドルで推移した。

株式(日経平均)

25日の東京株式市場で日経平均株価は反発して引けた。前週末比107円58銭(0.48%)高い22307円58銭で引けた。(高値22334円69銭-安値22155円23銭)TOPIX:1620.28 8.23 0.51%高、マザーズ:944.13 10.73 1.15%高。東証1部の売買代金は2兆2781億円、出来高は12億2102万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1578、値下がり銘柄数は489、変わらず73銘柄。寄り付きは、小幅安で始まったが、売り一巡後は外国為替市場の円安・ドル高傾向を背景に短期筋の買いが優勢となった。ただ、主要企業の3月期決算発表が始まり、決算内容を見極めたいとする投資家は多く、持ち高を一方向に傾ける動きは限定的だった。前日比110円程度高の2万2310円前後で推移する。手掛かり材料難から後場に入っても動意に乏しいなか、株価指数先物にまとまった買いが入ったことをきっかけに、22334円69銭と、きょうの高値を付けている。その後も、高値圏で推移した。日銀は今回の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定した一方、フォワードガイダンスを修正。「海外経済の動向や消費税率引き上げの影響を含めた経済・物価の不確実性を踏まえ、当分の間、少なくとも2020年春頃まで、現在の極めて低い長短金利の水準を維持することを想定している」と明確化した。財務省が25日発表した対外及び対内証券売買契約などの状況(週間、指定報告機関ベース)によると、海外投資家は14~20日に日本株を4週連続で買い越した。買越額は1兆4266億円だった。中国の経済指標が市場で好感され、リスク資産の株には買いが入った。

貴金属

金先限帳入値4582円(前日比+30円)銀先限帳入値53.7円(前日比+0.4円)白金先限帳入値3182円(前日比+1円)パラジウム先限帳入値4824円(前日比+86円)東京金は、反発、銀は、まちまち。金は、NY市場では、前日の下落を受けた反動などから買い戻しが入り、反発した。6月物の清算値は前日比6.20ドル(0.49%)高の1オンス=1279.40ドル。前日の金相場が約4カ月ぶりの安値を付けていた反動から、この日は安値拾いの買いや持ち高調整目的の買い戻しが入った。東京金は、ドル・円で112円台前半の円安と海外高を受け買い優勢で始まり、円安一服で上値を抑えられた。金は、26円高~33円高。銀は、0.6円安~0.4円高。米株相場が主要企業のさえない決算を受けておおむね弱含みに推移する中、投資家のリスク選好姿勢が減退。安全資産とされる金塊には買いが入りやすかった。ただ、外国為替市場では対ユーロでドル高が先行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じていたため、相場の上値は重かった。今週から来週にかけては26日に年第1・四半期米GDP速報値が発表されるほか、30日からは米中閣僚級貿易協議が再開されるなど重要イベントが目白押しであるため、結果を見極めたいとの思惑も広がり、積極的な商いはやや手控えられた。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが期先以外続落。プラチナは、円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服やドル建て現物相場の下落を受けてマイナスサイドに転じた。パラジウムはNY高と円安を受けて買い優勢となった。プラチナは、5円安~1円高。パラジウムは、82円高~119円高。

石油

原油先限帳入値49020円(前日比+330円)ガソリン先限帳入値60400円(前日比+400円)灯油先限帳入値66110円(前日比+400円)東京石油市場は、しっかり。海外市場では、米原油在庫の積み上がりなどを受けて利益確定の売りが台頭し、前日に付けた約半年ぶりの高値水準から反落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値は、前日比0.41ドル(0.62%)安の1バレル=65.89ドル。7月物は0.35ドル安の65.89ドルだったが、ブレンド原油は、小幅に続伸したこと112円台前半の円安になったことから小幅高で推移した。原油は、0円~400円高。ガソリンは、400円高~550円高。灯油は、400円高~690円高。米エネルギー情報局(EIA)が24日午前に発表した週報によると、19日までの1週間の米原油在庫は550万バレル増加。積み増し幅は、前日夕方の米石油協会(API)週報が示した690万バレルほどではなかったものの、市場予想(130万バレル=ロイター調査)を大きく上回った。この結果、同週の戦略石油備蓄(SPR)を除く米原油在庫は4億6063万バレルと、2017年10月6日までの週以来最大となった。これを受け、米政府による対イラン制裁強化に伴う国際石油市場の供給逼迫(ひっぱく)懸念は後退。国際エネルギー機関(IEA)が前日、市場の需給バランスについて、供給は十分であり、生産余力にも依然問題がないとの見解を表明していたことも加わり、上値の圧迫要因となっている。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値191.0円(前日比+1.4円)ゴムTSR先限帳入値168.1円(前日比-0.3円)東京ゴムRSSは、小幅高。上海夜間安と円安という強弱材料が交錯するなか、方向感無く寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが、地合を引き締めると、これに追随し、買いが優勢の展開となる。TSRは、シンガポールTSR20が方向感なく推移する中、期先9月を除いて売り優勢となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22710円(前日比-150円)東京コーンは、反落。全限月下げ幅3桁。シカゴコーン期近が、一代安値を更新する下落が続いていること、弱気のテクニカル要因から売り優勢。幾分下げ幅を縮小させたが、軟調地合。期近7月、9月は、一代安値を更新し、500-600円超の下落。米中西部の天候が、米国コーンの作付けに適した状態が続くと、29日に発表される28日現在の作付け進捗率は17%-20%程度まで進行する可能性がある。発芽率も発表されるとみられ、より材料視されやすくなる。シカゴコーンの取組高は18日以降、3日連続で増加。売りこし状態にある投資家は、さらに売り増しているとみられる。



掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。