夕刊:週末、日経平均株価は利食いで反落。大阪金は小幅高。白金は反落。オイルはまちまち。

    • 更新日:21/01/15
為替

午前中の外為市場は日経平均株価の伸び悩みや時間外取引での米国株先物の弱含みを背景に、ドル高、円高の傾向となっている。注目のバイデン米次期大統領の会見では、発言内容が事前報道とほぼ同内容だったため、目先の材料出つくし感が出ている。ドル円は103円台後半の小幅なレンジ内でもみ合い。本日は週末の5・10日(ゴトウビ)でドル不足が事前に観測されていたが、仲値にかけての強含みの動きは限定的となった。ポンド円やポンドドルも全体相場におけるドル高、円高の流れを受け、ともに軟化している。英国政府がコロナワクチンの接種強化の方針といったニュースなどが伝えられているが、ポンド買いの動きは限定的。本日16時に鉱工業生産、貿易収支など英国の経済指標発表を控えており、その前のポジション調整のポンド売りも出ているようだ。午後のドル円は103円80銭前後での推移が続いた。今日は朝から狭いレンジでの取引が続いており、東京市場のレンジは103円70銭から103円85銭の15銭にとどまっている。注目されたバイデン次期大統領の追加経済対策発表は、海外市場で報じられた通り1400ドルの直接給付を含む1.9兆ドル規模と発表された。すでに反応済みとして市場は目立った動きを見せず。その後はイベントクリアの一服感と、週末を前にした様子見ムードが午後に入っても続く展開に。ユーロドルは1.2150を挟んでのレンジ取引から、ロンドン勢の本格参加を前に少しユーロ売りドル買いが強まり1.2135前後まで。ユーロ円も売りが入り125円97銭と一時126円割れを付ける動きとなった。豪ドルは対ドルで0.7750台での推移。ドル円を除くとややドル買いの動きも、値幅は限定的なものにとどまっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比179.08円安の28519.18円。前引けの日経平均株価は前日比59円21銭安の2万8639円05銭。東証1部の売買高概算は6億5063万株、売買代金は約1兆4587億円。値上がり銘柄数は580、値下がり銘柄数は1505、変わらずは103銘柄だった。日経平均株価は下落。朝方は一時120円強を超える上昇となる場面があった。しかし、バイデン次期大統領が1.9兆ドル(約200兆円)の追加経済対策を発表すると、市場では売りが優勢となり、日経平均株価はマイナス圏に転じた。前日まで日経平均株価は5日続伸していただけに利益確定売りが出やすい状況にある。午後は利益確定の売りに押されて下げに転じた。バイデン次期米大統領が追加経済対策を発表したものの、おおむね市場の想定通りの内容となり、材料出尽くし感から利益確定の売りに押された。このところの過熱感の高まりもあり、利益確定の売りの出やすい地合いとなっていた。

貴金属

金先限帳入値6183円(前日比+9円)銀先限帳入値86.3円(前日比+1.2円)白金先限帳入値3649円(前日比-23円)パラジウム先限帳入値 出来ず金、銀は反発。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、米国債の利回り低下を受けて堅調となった。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。バイデン次期米大統領は会見で1兆9000億ドル規模の追加経済対策を発表した。事前に伝えられていた通りの内容となり、株高が一服した。ドル安も一服したが、米国債の利回り低下が金の支援要因になった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、利上げや量的緩和の縮小について「当面ない」と強調した。長期金利が上昇したが、緩和的な政策に変わりがなければドル安が続くとみられる。前日のニューヨーク市場では、金ETF(上場投信)から投資資金が流出し、上値を抑える要因になった。SPDRゴールドの現物保有高は前日比10.208トン減の1161.002トンとなった。米新規失業保険申請件数は96万5000件と、前週から18万1000件増加し、昨年8月以来の高水準となった。短期的な景気の下振れリスクが残っているが、ワクチン普及で中長期の景気回復見通しに変わりはない。午後に入ると、買いが一巡し、もみ合いとなった。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが9~14円高、ゴールドスポットが14円高、銀が変わらず~1.5円高。

石油

原油先限帳入値35520円(前日比-30円)ガソリン先限帳入値47270円(前日比+30円)灯油先限帳入値50100円(前日比+130円)東京石油市場は上昇。バイデン次期政権の追加景気対策が短期間で成立し、コロナ禍にある米経済を下支えすることが期待されている。時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。ただ、円相場が1ドル=103円後半で前日よりも円高・ドル安推移していることは重し。昨年から各国で新型コロナウイルスのワクチン接種が行われているものの、まだ接種率は限定的である。英国で一回目の投与が行われたのは100人あたりで5人に過ぎず、米国では3.45人にとどまっている。午後は油種間でまちまち。原油は小幅まちまち、ガソリンは総じて反発、灯油は期先が総じて小幅高。前日の海外原油先物は上伸したが、為替が103円台後半まで円高に振れるなか、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が朝高後に軟化して、とくに午後に崩れたことに圧迫された。この日のドバイ原油の現物は小幅なもみ合いとなっている。主要3油種は、ガソリンは期近を除き堅調だったが、原油や灯油は強弱感が交錯した。また、原油は引き続きETF絡みの商いの限月移行で期先2本の出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが200円安~580円高、灯油が10円安~130円高、軽油は出来ずだが、名目値で200円高。原油が110円安~50円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は出来ず

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値243.1円(前日比+4.7円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、前日の上海夜間は大幅高となったことを好感し、買いが先行する展開となった。その後、日中取引で上海ゴムは一段高となったことから、高値圏で推移している。ただ、商いは盛り上がりを欠いている。TSR20は出来ず。期近1月限が307.5円まで水準を引き上げている。14日の産地価格の上昇を映した動きとみるが、この1週間で20円も上昇している。2番限である2月限との逆ザヤは、40円前後まで拡大している。内部要因のよる上昇分もあるとみられる。一方、期先は上昇はしているものの、依然として245円付近では、戻り売り圧力が強く、同水準を上抜けずにいる。期先については、上海ゴムが反落となれば、急落する可能性もあり注意したい。特に期近1月限は大幅高となり、313.5円まで水準を引き上げた。TSR20は出来ず。帳入値は変わらず~8.0円高。大引けのRSS3は、前営業日比は3.3~12.5円高、6月限は同4.7円高の243.1円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は27760円(前日比+70円)とうもろこしは、総じて反発。期先2本と期近5月限が序盤の取引で200円超の上げ幅を維持して推移に続き、期中9月限330円高まで上げ幅を拡大。期先2本は上げ幅を縮小し、50~110円高で推移。昨日、330円高で引けた期近3月限は続伸。450円高の2万9980円まで上伸となり、一代高値を更新。軒並み買い優勢となり、堅調な値動きだが、薄商いで新規売買は見送りムード。原油、貴金属、ゴムなど他商品の上昇にも反応薄。シカゴ夜間は小動きで推移し、特に材料視されている感じはない。期先はシカゴ夜間取引の軟化から上げ幅を縮小した。先限は終盤、2ケタ高で推移した。前営業日比は70~450円高。先限は同70円高の2万7760円。


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