朝刊:ダウは反落。ナスダックは大幅安。ゴールドは反発。オイルは大幅安。

  • 更新日:21/03/19

2021/3/18 付 中心限月価格<現地時間>

銘柄 限月 終値 前日比
NY金 21/04 1732.5 5.4
NY銀 21/05 2635.1 29.3
NY白金 21/04 1217.5 18.2
NYパラジウム 21/06 2662.8 124.5
NY原油 21/04 60.00 -4.60
NYガソリン 21/04 194.41 -10.30
シカゴコーン 21/05 546.50 -11.50
シカゴ大豆 21/05 1392.25 -25.50
NYダウ 32862.30 -153.07
ドル/円 108.89 0.05
ユーロ/ドル 1.1917 -0.0064
NY為替

きょうのNY為替市場、ドル円は終盤に108円台に伸び悩んだものの、堅調な展開は維持した。終盤の伸び悩みについては、米株が下げたほか、原油相場が急落しており、WTIが60ドルを割り込んだことから、米国債利回りの上げも一服し、ドル円も追随した。東京時間には明日の日銀決定会合に関するニュースが流れ、108.65円付近まで瞬間的に下落したが、下値での買い戻し意欲も旺盛で、一時109.20円付近まで買い戻される場面もみられた。前日のFOMCを通過して、米国債利回りがきょうも上昇しており、10年債は一時1.75%まで上昇した。米国債の動きがドル円の下値をサポートしている構図に変化はない。前日のFOMCメンバーの金利見通しは、2023年までの金利据え置きを維持した。パウエルFRB議長も会見で、インフレが上昇する可能性は認めたものの、しばらくはゼロ金利を維持する慎重姿勢を強調していた。長期金利への言及もなかったことから、市場ではインフレ期待は今後も上昇し、長期金利はまだ上昇するとの見方から、米国債の売り(利回り上昇)を加速させたようだ。明日は日銀決定会合の結果が発表される。市場では同時に発表される「政策点検」の内容に注目が集まっている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比153ドル安の3万2862ドルで終えた。終値はナスダック総合指数が409.03安の1万3116.17、S&P500が58.66安の3915.46。ダウ平均は終盤に入って下げに転じた。原油相場が急落し、WTIが60ドルを割り込む中でエネルギー株の下げが相場全体を圧迫した。ダウ平均は小幅に続伸して始まったものの、IT・ハイテク株への売りがきつく、ナスダックは大幅安となった。前日のFOMCを受けて米国債利回りの上昇が続いており、10年債は一時1.75%まで上昇。配当利回りが低い割にはバリュエーションが高く、最近は金利敏感株の位置づけとなっているIT・ハイテク株への売りがきょうも強まった格好。一方、長短金利差の拡大により、銀行の収益環境は改善されることから、銀行株の上げが目立った。前日のFOMCメンバーの金利見通しは、2023年までの金利据え置き見通しを維持した。パウエルFRB議長も会見で、インフレが上昇する可能性は認めたものの、しばらくはゼロ金利を維持する慎重姿勢を強調していた。長期金利への言及もなかったことから、市場ではインフレ期待は今後も上昇し、長期金利はまだ上昇するとの見方から、米国債の売り(利回り上昇)を加速させている。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は続伸。終値の前日比は、金が5.3~6.0ドル高、中心限月の4月限が5.4ドル高、銀が28.6~29.5セント高、中心限月の5月限が29.3セント高。金4月限は反発。時間外取引では米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安を受けて堅調となり、1日以来の高値1754.2ドルを付けた。その後は日銀が長期金利の変動幅を拡大するとの報道をきっかけにリスク選好の動きが一服し、上げ一服となった。日中取引では、米国債の利回り上昇を受けて売り優勢で始まったが、売り一巡後はドル高一服を受けて押し目を買われた。2023年末までゼロ金利政策を続けるとの予想を示した。FRBによる利上げが早まるとの見方が後退し金先物には買いが優勢になった。銀は米国債の利回り上昇が圧迫要因になったが、ドル高一服や金の押し目を買われたことを受けて地合いを引き締めた。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1725.6~1754.2ドルのレンジで推移、前日比2.0ドル高の1729.1ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル安を受けて堅調となり、1日以来の高値1754.2ドルを付けた。その後は日銀が長期金利の変動幅を拡大するとの報道をきっかけにリスク選好の動きが一服し、上げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は5日大幅続落した。WTIで期近の4月物は前日比4.60ドル(7.1%)安の1バレル60.00ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比4.60~4.57ドル安。その他の限月は4.51~0.87ドル安。新型コロナウイルスが再流行する国が目立つなかで、景気や石油需要の回復が遅れる可能性が高まっており、利益確定の売りが集まった。世界第3位の石油消費国であるインドの新規感染者数は鮮明に上向いているほか、欧州ではフランス、イタリア、ドイツで流行が悪化している。ルーマニア、チェコ、ポーランドなど東欧でも感染拡大が目立つ。アストラゼネカが開発したワクチンの使用を一時見送る国が多いことも景気回復見通しを曇らせている。欧州医薬品庁はこのワクチンについて「恩恵がリスク上回る」とし、副反応として報告されている血栓はワクチンとは関連がないと結論づけたが、各国が接種を再開するのか不透明。石油需要の回復の遅れが警戒されることから、石油輸出国機構(OPEC)プラスが引き続き増産を見送る可能性があることは下支え要因。今月末からサウジアラビアやロシアなど主要産油国は再びオンライン会合を開催し、需要を点検する。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて大幅反落。終値の前営業日比は12.25セント安~変わらず。中心限月の期近5月限は11.50セント安の546.50セント。米農務省(USDA)が前日に続いてデイリーで中国向けの大口成約を発表し、この3日間の中国向けの大口成約高が300万トンを超えたうえ、週間純輸出成約高も強気な内容だったが、ドル高傾向、原油安、そして降雨でアルゼンチンの生育懸念が和らいだことが弱材料となり、売り優勢で運ばれた。5月限は終値ベースで550セントを割り込んでおり、16~17日にかけての上げ幅が相殺されている。5月限は556.75セントで取引を開始した後はアジアの時間帯から欧州の時間帯にかけての時間外取引では554.50~557.75セントのレンジ内での高下となった。


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