朝刊:ダウは4日連続続伸だが小幅高。ゴールドは大幅反発。オイルは小幅続伸。

  • 更新日:20/06/05

2020/6/4 付 中心限月価格<現地時間>

銘柄 限月 終値 前日比
NY金 20/08 1727.4 22.6
NY銀 20/07 1806.1 10.3
NY白金 20/07 865.0 4.5
NYパラジウム 20/09 1922.8 -35.4
NY原油 20/07 37.41 0.12
NYガソリン 20/07 114.90 2.97
シカゴコーン 20/07 329.00 5.00
シカゴ大豆 20/07 867.75 10.25
NYダウ 26281.82 11.93
ドル/円 109.09 0.18
ユーロ/ドル 1.1335 0.0103
NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=109円10~20銭で取引を終えた。一時は109円20銭と約2カ月ぶりの円安水準を付けた。米株式市場は利益確定売りが見られているものの、ユーロ円中心に円安の動きも見られ、ドル円も109円台に再び上昇する動きを見せた。ただ、株式市場を始め全体的に過熱感が見られ始めており、ダウ平均も次第に上値が重くなっている気配もある。ドルも下げ過ぎの水準に突入しており、ドルインデックスのRSIは26まで低下し、下げ過ぎの水準である30を大きく下回って来ている。リスク選好の雰囲気が根強い中で、ドル円は107円台のレンジを上に突破し、109円台まで回復。目先は4月高値の109.40円が意識される。一部報道でトランプ政権は、次回の景気刺激策で1兆ドル規模を想定しているが、議論が遅れていると伝えている。トランプ政権の高官たちは今週に協議を行う予定だったが、その会議がカレンダーから削除されており、まだ再スケジュールもされていないという。白人警官による黒人男性殺害に対する抗議が全米各地で激しさを増している中で、ホワイトハウスはその対応に追われたようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に4日続伸し、3カ月ぶりの高値で終えた。さえない経済指標を受けた利益確定売りが先行したものの、各企業の活動再開などを材料視した買いの勢いが勝った。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が11.93ドル高の2万6281.82ドル、ナスダック総合指数が67.10安の9615.81、S&P500が10.52安の3112.35。前日は500ドル超上昇し、経済再開への期待感が依然として強いことが示された。前日の上昇でダウ平均は2月以来の200日線を回復しているが、米中対立や感染第2波、抗議デモなどノイズも数多くある中で、更に上値を追って行けるのか判断の分岐点に差し掛かっている。取引開始前に米新規失業保険申請件数が発表になっていたが、3月中旬以来の200万件を下回る内容となった。ただ、市場の予想よりは高かった。一方、きょうはECB理事会の結果が発表され、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の購入規模を6000億ユーロ増加させ1.35兆ユーロまで拡大させた。予想以上の拡大。一方、プログラムの期限を少なくとも2021年6月まで延長している。こちらは予想よりも短い。PEPPの保有債券は少なくとも22年末まで再投資されるという。こちらはポジティブな反応のようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が20.8~26.8ドル高、中心限月の8月限が22.6ドル高、銀が10.3~12.3セント高、中心限月の7月限が10.3セント高。金8月限は反発。時間外取引では、戻りを売られたが、ドル安を受けて地合いを引き締めた。日中取引では、欧州中央銀行(ECB)が債券購入プログラムを拡大したことや経済成長見通しを大幅に下方修正したことを受けて堅調となった。銀7月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金8月限は反発。時間外取引では1698.9~1720.5ドルのレンジで推移、前日比7.4ドル高の1712.2ドルとなった。8月限は、安寄りしたのち、押し目を買われたが、1708.7ドルで戻りを売られた。欧州時間に入ると、ドル安などを受けて地合いを引き締めた。日中取引は、欧州中央銀行(ECB)が債券購入プログラムを拡大したことや経済成長見通しを大幅に下方修正したことを受けて堅調となった。その後は米新規失業保険申請件数が200万件を下回ったが、1704.5ドルで押し目を買われると、株安などを背景に序盤の高値を突破し、1729.0ドルまで上昇した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に3日続伸。WTIで期近の7月物は前日比0.12ドル(0.3%)高の1バレル37.41ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.12~0.13ドル高。その他の限月は0.13~0.48ドル高。メキシコやブラジルなど一部の国では新型コロナウイルスが引き続き流行しているものの、主要国はコロナショックを経て経済活動を再開しており、石油需要が回復していることが相場を押し上げた。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国によるOPECプラスは、5~6月の日量970万バレルの減産目標を7月も継続する構えだが、一部の産油国の遵守率が不十分であることを理由に最終合意を見送っており模様眺めムードが強かった。ロイター通信が関係筋の話として伝えたところによると、イラクなどが減産目標を遵守することを確約するならば今週中の会合実施は引き続き可能であるという。今週の米エネルギー情報局(EIA)の週報で米国の石油需要が減少し、需要回復の弱さが確認されていることは上げ幅を限定した。白人警官の暴行によって黒人男性が死亡した事件を背景に暴動が広がっていることや、米国内における新型肺炎の流行はピークアウトしているものの、日々の新規感染者数が2万人程度増加し続けていることが需要回復を圧迫している。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続伸、期近の主要限月は反発。終値の前営業日比は3.75~5.00セント高。中心限月の期近7月限は5.00セント高の329.00セント。大豆は揃って大幅続伸。終値の前営業日比は9.75~15.00セント高。中心限月の期近7月限は10.25セント高の867.75セント。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高は強気な内容ではなかったが、大豆市場及び小麦市場の堅調な足取りやドル安傾向が強気材料視された。また、米国の一部の州では土壌水分過剰で作付および発芽ペースが他州に比べて遅れていることも買い要因となった。324.50セントで取引を開始した7月限はアジアの時間帯は325セント、欧州の時間帯は326.25セントを上値抵抗線にし、上値の重い足取りを演じていたが、シカゴの時間帯に強含んだ。


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