朝刊:ダウは力強く上伸して三日連続続伸。ゴールドも反発。オイルは反落。

  • 更新日:20/03/27

2020/3/26 付 中心限月価格<現地時間>

銘柄 限月 終値 前日比
NY金 20/04 1651.2 17.8
NY銀 20/05 1467.6 -19.7
NY白金 20/04 737.1 -8.4
NYパラジウム 20/06 2226.1 -21.5
NY原油 20/05 22.60 -1.89
NYガソリン 20/04 54.38 -0.30
シカゴコーン 20/05 348.75 0.25
シカゴ大豆 20/05 880.25 -1.25
NYダウ 22552.17 1351.62
ドル/円 109.59 -1.60
ユーロ/ドル 1.1034 0.0155
NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に上昇し、前日比1円60銭円高・ドル安の1ドル=109円55~65銭で取引を終えた。同日発表の週間の米新規失業保険申請件数が急増した。ドル円は午後に109円21銭を付ける動きに。米新規失業保険申請件数が、予想を超え、これまでの過去最大件数もはるかに超える328.3万件となったことなどがドル売りを誘った。また、FRBによる潤沢な資金供給からドルのひっ迫感がかなり後退していることも、ドル売りの動きにつながっている。ドル円は東京市場からの下げ基調がNY夕方まで続く格好に。ロンドン市場で110円を割り込んでからは110円超えの買いに慎重で、NY昼前に110円台に乗せた場面でも、大台超えからの買いには慎重な動きが見られた。ユーロドルは1.1050超えまで一時上値(ユーロ高ドル安)が見られた。ECBによるOMT発動への動きが、ユーロへの安心感に。ドル安の流れをまともに受ける形で、東京朝の1.08台から上昇した。本日の金融政策会合(MPC)で、政策金利、資産買い入れ枠共に据え置きとなったポンドは、対ドルを中心に買いが優勢。ドル全面高に加えてポンドでも買いが出ていた。今月に入っての2回の利下げ、量的緩和再開、中小企業向け融資の促進など、やるべきことをこなした後の定例会合ということだが、FRBやECBが無制限での国債購入を志向する中で、追加緩和との期待感も一部で出ていた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。前日比1351ドル62セント(6.4%)高の2万2552ドル17セントと、13日以来ほぼ2週ぶりの高値で終えた。3日続伸は2月6日までの4日続伸以来、ほぼ1カ月半ぶり。ダウ平均株価は1351.62ドル高で3日続伸となった。3日続伸は2月3日-5日以来。この3日間での上げ幅は4000ドル近くとなっており、上昇の勢いを感じさせる。 終値の前日比は、ナスダック総合指数が413.24高の7797.54、S&P500が154.51高の2630.07。昨日上院を通過した2兆ドルにも上る米景気対策法案への期待感が大きい。この後下院の通過を経て大統領の承認を受けて成立する。下院では本日審議が行われる。ペロシ下院議長(民主党)やホイヤー下院民主党院内総務ら、下院の民主党トップが同法案の成立に前向きとなっており、実施が確実視されている。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は反落。終値の前日比は、金が17.8~29.3ドル高、中心限月の6月限が26.0ドル高、銀が22.3~16.7セント安、中心限月の5月限が19.7セント安。金6月限は反発。時間外取引は、米上院が2兆ドルの経済対策法案を可決したことなどを背景に利食い売りが出て軟調となった。日中取引では、米新規失業保険申請件数の急増を受けて押し目を買われた。銀5月限は日中取引の金堅調につれ高となる場面も見られたが、景気の先行き懸念に上値を抑えられた。外国為替市場ではドルが主要通貨に対して下落し、ドルの代替投資先とされる金先物の上昇につながった。 ニューヨーク金6月限は反発。時間外取引では1612.0~1645.8ドルのレンジで推移、前日比10.4ドル高の1644.7ドルとなった。6月限は、高寄りしたのち、米上院が2兆ドルの経済対策法案を可決したことなどを背景に利食い売りが出て軟調となった。欧州時間に入ると、欧州中央銀行(ECB)の国債購入に対する見方などを受けて押し目を買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は大幅に反落した。WTIで期近の5月物は前日比1.89ドル(7.7%)安の1バレル22.60ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.89~1.45ドル安。その他の限月は0.92~0.25ドル安。欧州や米国で新型肺炎の感染拡大が止まらず、石油需要が一段と落ち込む見通し。米疾病対策センター(CDC)が発表した米国の総感染者数は6万8440人まで拡大し、欧州のパンデミックの一角であるスペインを上回った。国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、新型肺炎の感染拡大を抑制するための封鎖により世界中で約30億人が影響を受けており、原油需要は20%減少する可能性があると指摘した。20%の減少は日量2000万バレル規模。米上院を通過した2兆ドル規模の米景気対策法案のなかに戦略石油備蓄(SPR)を積み増すための財源が含まれず、米エネルギー省が米国産原油による備蓄増強を見送ると発表したことも重し。米景気対策法案は27日に下院で採決され、トランプ米大統領に送付される見通し。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続伸。0.75セント安~1.00セント高。期近5月限は前日比0.25セント高の348.75セント。大豆は期近の中心限月が続落したが他限月は小幅高で堅調に推移。終値の前営業日比は1.25セント安~6.00セント高。中心限月の5月限は前日比1.25セント安の880.25セント。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が事前予測の上限を上回る強気な内容だったことが買いを促した。ただ、原油価格の低迷が続くなか、エタノール生産用としての需要が後退するとの懸念から上値は抑制され、上げ幅はわずかにとどまった。5月限は348.25セントで取引を開始した後に値を落とし、その後はシカゴの時間帯後半を迎えるまで概ね347.50セントを上値抵抗にしての推移が続いた。原油の低迷が続くなかでコーン由来のエタノール需要が減少し、これに伴いコーン需要も後退するとの懸念が重石になった。 ただ、USDAが発表した19日までの週における純輸出成約高が事前予想の上限を上回り190万トンに迫る強気な内容だったことが買いを支援したことから終盤から引けにかけて上昇。348.75セントの高値を引け直前に付けた後、高値で取引を終えている。


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