日米株式悪材料懸念先送りで上値を試す展開

  • 更新日:19/07/01
今週の日経平均株価、ドル・円想定レンジ:

 ・日経平均株価 21240円 – 21850円
 ・ドル・円 107円50銭 – 109円50銭

今週のポイント:

 ・G20での米中首脳会談-目先の不安感回避へ(米中対立長期化) 
 ・週末の米雇用統計(5日21時30分) 
 ・日本の参議院選挙公示 

ニュース:

今週の株式市場は、大阪で開催されたG20での米中首脳会談で貿易協議の継続と米企業のファーウェイへの部品供給を一部容認し、3250億ドルに対する追加関税が延期された。当面は、目先の不透明感が先送りされたことを市場が好感し日米の株式市場は、戻り相場を継続すると思われる。今後のポイントは、7月末FOMCでの利下げの幅と米国経済の動向に市場の関心が移行するであろう。日本の選挙期間中は、株式相場が下落しづらいアノマリーがあり7月21日の投票日までは突発的な買いが出てくることも想定しておく必要性がある。今月は、上値を目指しやすい月となりやすい。日本株の目先の戻り目処は、6月21日の21497円、次の目標は、3月4日21860円、4月24日の22362円が上値目処となろう。


G20大阪サミットでアメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席が首脳会談を行い、先月、事実上決裂した貿易交渉を再開し継続することで一致した。トランプ大統領は、首脳会談が不調に終わった場合に発動する意向を示していた、中国からの輸入品に対する追加の関税の上乗せを見送ったことを明らかにした。トランプ大統領は「われわれが追加の関税を見送る代わりに、中国はアメリカの農産品を買うことになる」と説明した。今回の首脳会談で米中両国は貿易交渉を続けることで一致したが、アメリカが問題視する知的財産権の侵害や中国の国有企業に対する優遇措置などをめぐる米中両国の根本的な主張の対立は残されたままで、今回の首脳会談を受け、今後米中両国の貿易問題をめぐる交渉が前進するのかどうか、予断を許さない状況。一方、トランプ大統領は中国の通信機器大手ファーウェイについて政府の許可なく取り引きすることを禁止する措置をめぐり、利用者への影響を緩和するため、一部の取引を認めていることに関連して、今後も取引を認める意向を示した。ただ、取引を禁止するリストから除外するかどうかについては、今後協議すると述べるにとどめた。貿易戦争は、相互の思惑と利害関係から長期戦へ突入した。市場への不透明感は、当面回避される結果となった。


要点整理:

1:G20での米中首脳会談結果を受けた米国株式動向 
2:週末の雇用統計 
3:7月末米FOMCでの利下げの幅への思惑 

世界的な金融緩和基調で株式市場をめぐる投資環境もファンダメンタルズ重視から金融相場へ移行しつつある投資環境と考えられる。主要各国の中央銀行がお札を市場に大量に供給する時代である。日本では、1985年から1989年のバブル相場が彷彿される。6月にFRBが、引き締めから緩和への転換を発表し今月の末のFOMCから始まる。日本・ECは、緩和基調で金利の下げ余地は、ほとんど無いものの量的な緩和政策がより強化される方向性であろう。金利の下げ余地のある先進国では、景気の下ぶれリスクを緩和する為これから年末にかけて利下げが断続的に実施されるであろう。


今週の主な経済指標:

  1日:6月調査日銀短観(8:50) 
          6月自動車販売台数(14:00) 
          6月消費者態度指数(14:00) 
          路線価公表 
          世界経済フォーラム夏季会合(夏季ダボス会議)(~3日 大連) 
          OPEC 総会 
          米 6月 ISM 製造業景況指数(23:00) 
          米 5月建設支出(23:00) 
  2日:6月マネタリーベース(8:50) 
          豪州準備銀行理事会 
          欧州議会の新会期開始 
          ロシアなど非加盟の主要産油国との合同 OPEC 会合 
  3日:米 6月 ADP 雇用統計(21:15) 
          NZ 準備銀行金融政策決定会合 
          米 5月貿易収支(21:30) 
          米 6月 ISM 非製造業景況指数(23:00) 
  5日:5月家計調査(8:30) 
          5月景気動向指数(14:00) 
          「生活意識に関するアンケート調査」の結果 
          米 6月雇用統計(21:30) 

   休場:加、香港(1日) 
          米(4日) 

日経平均 テクニカル&サポート:

22343.19円– ボリンジャー:+2σ(26週) 
21874.04円– ボリンジャー:+1σ(13週) 
21860.55円– ボリンジャー:+3σ(25日) 
21723.96円– ボリンジャー:+1σ(26週) 
21698.33円– 均衡表雲上限(週足) 
21638.18円– 200日移動平均線 
21589.62円– ボリンジャー:+2σ(25日) 
21557.19円– 均衡表雲上限(日足) 
21462.86円– 新値三本足陽転値 
21402.67円– 75日移動平均線 
21399.44円– 13週移動平均線 
21346.27円– 100日移動平均線 
21326.28円– 均衡表転換線(週足) 
21323.97円– 均衡表雲下限(日足) 
21318.69円– ボリンジャー:+1σ(25日) 

21275.92円– 6月28日日経平均株価引け値

21261.01円– 均衡表雲下限(週足) 
21236.10円– 5日移動平均線 
21211.01円– 均衡表転換線(日足) 
21104.73円– 26週移動平均線 
21047.76円– 25日移動平均線 
20924.85円– ボリンジャー:-1σ(13週) 
20893.73円– 均衡表基準線(日足) 
20776.83円– ボリンジャー:-1σ(25日) 
20655.75円– 均衡表基準線(週足) 
20505.89円– ボリンジャー:-2σ(25日) 
20485.50円– ボリンジャー:-1σ(26週) 
20450.25円– ボリンジャー:-2σ(13週) 


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